みどり備忘録

野生動植物、自然の中での営みがすきです。緑な写真と一緒に溜まって溢れる感情や思いを書き留めます。

カモシカ調査2/22〜/24

f:id:yamagasuki26:20190306192522j:image

2/23.24に大学が所有する演習林でカモシカ調査2018が開催された。しかし、今年の調査はほんっとに大変だった。何が大変かというと、当日の調査よりも何よりも、事前準備。調査代表になった私は、前代表から資料を引き継いだ時から嫌な予感がしていた。重たい膨大な資料と、前代表のお言葉「ほんとに辛いよ…。自分1人でやらないで人を使いまくりな…。毎年、代表は何かしら体調を崩すから気をつけて…。」こんなことを言われてしまったら誰でもビビりますわ。

どうしよう、とんでもない役職を担ってしまったぞぞぞ。まあ、なんとかなるか…。やってみて、1番大変だったのは事務仕事。調査員には外部の方もいらっしゃる。ので、外部の方とのやりとりや、宿泊施設とのやりとり。お世話になる先生方とのやりとり。誰かに手伝ってもらいたいけど、1人の方が効率が良いので1人でやるしかない。言葉を選んで、相手を敬いつつ、自分の伝えたいことを文章に起こす。これが結構大変でちょこちょこストレスが溜まっていく。あー、電話で済ませたい…。

本番の2日前、急にカゼっぽい症状が。特に不規則な暮らしをしていたわけではないけれど、不思議だ。調査期間中も咳、鼻水、軽めの頭痛が続いた。これが代々、代表に伝わるという謎の体調不良か…。こわいこわい。

調査期間中は、メンバーに助けてもらいなんとか乗り切れた。カモシカも2頭目視、シカは3頭目視できた。目視ゼロの去年に比べるとなかなか良い結果だったので、ギリギリ報われた感じがした。

調査が終わると不思議と体調も回復に向かっていった。やはり、精神的なストレスから来たものだったようだ。病は気からというのをつくづく感じた調査だった。

 

今回の調査は、これまでの区画法に加え、地形や見晴らし、事前調査の痕跡の具合をみて一部の区画で追い出し法を実践。なかなか充実した調査だったし、シーバーの中継係も初めてだったが、先輩に教えてもらいながら、少しはできるようになって楽しかった。もう少し体調が良ければよかったけれど。

 

調査が終わっても調査報告書を作らないといけない。現場でのモニタリングだけでおわり!ではなく、分析、解析、考察までが調査なのです。

f:id:yamagasuki26:20190310202509j:image

もうひと頑張り。